Macで、無料で、制限なく、簡単に、画像を圧縮・変換する「Image Optim(イメージオプティム)」。
AppStoreの評価は驚異の4.5ですが、実はこちらのアプリ、別の全く同じ名前のソフトをマネたもののようです。(App Storeの「Image Optim」の評価より)
私はこちらのソフトを数年使っていて使い勝手など色々とわかるので、「紹介記事を書こうかな」と調べていたところ、この事実を知りました。(参考記事はこちら)
本物版では「圧縮率」を調整できたりと、偽物にはない細かい設定ができるようです。
しかし正直こちらも使い勝手が良いので、今回、記事にまとめてみました。
(本物との大きな違いは、無料か有料か、のようです。偽物はApp Storeから無料でダウンロードでき、時間が経つ?と有料の案内が来るようですが、私には有料の案内はきておらず、無料で使っています。)
この記事は、以下に当てはまる方にオススメです。
・PNG、JPEGのサイズを小さくしたい
・複数のファイルを圧縮・変換したい
・Macを使っている
・無料が良い
・簡単に実行したい
・極力、品質を維持したい
「Image Optim」とは?
こちらのソフトには主に2つの機能があります。
①圧縮できる
PNGやJPEGなどのファイルのサイズを60~90%圧縮(削減)してくれるソフトウェア(アプリ)です。普通圧縮されると画質は落ちますが、極力落ちないように圧縮するのが圧縮ソフトです。
対応しているファイル形式
・PNG
・JPG
・BMP
・TIFF
②変換できる
画像フォーマットを変換することもできます。例えば、「JPEGをPNGにしたい」や、その逆も可能です。
私自身、こちらの機能に関してはメインでは使用していませんが、問題なく変換可能でした。
対応しているファイル形式
・PNG、JPG、HEIC、BMP、PSD、AI
・RAW形式:DNG、NEF、CR2、ARW、RW2、RAF、CRW、CR2、CR3、MRW、PTX、PEF、X3F
画質の比較
実際に圧縮したものがこちらです。
4.35MB→1.17MBに圧縮できたので、実質73.1%圧縮されたことになります。これくらいの圧縮でしたら、画質はそこまでわからないかと思います。(1.17MBからさらに圧縮することも可能です)
<圧縮前(4.35MB)>
<圧縮後(1.17MB)>
圧縮できると何が良いの?
簡単に言うと、PCやスマホへの負荷を減らせます。
例えば、このようなことはありませんでしたか?
◎友達から送られてきた写真や画像が重くて、開くのに時間がかかった
◎写真をたくさん撮ったり、アプリをたくさん入れてたら、スマホの容量がパンパンになってしまった
容量が大きいとこのような事態が起きます。
逆に言うと、軽いデータは、容易に開けたり、PCやスマホの容量を取らなくなるので、自分や受け取った人にとても親切です。
ブログやホームページを運営されている方に関して言えば、重たい画像や動画をたくさん使っていると、そのホームページ自体が重くなり開くのに時間がかかる、といったことが起きます。
高画質な画像や動画(4K)は、色情報が多かったりするので必然的に重くなってしまいます。そして圧縮するとその画質は若干は落ちてしまいます。
そのため、圧縮すべきかどうかの一つの目安はこのような感じです。
・「画質が多少落ちても問題ない場合」&「圧縮しないと何かしらの不具合が生じる場合」→圧縮
・「作品作りなどしていて画質が重要な場合」→圧縮せず使用
特徴
他にも圧縮・変換ソフトは数多くありますが、「なぜこのソフトを使うのか?」をお伝えします。
無料
数年使っていますが、一度も課金せずに全ての機能を使えています。
(※冒頭で少しお伝えしましたが、有料の案内がきましたら、こちらの本物のダウンロードを検討すると良いかもしれません。)
評価が高い
890件の評価があり(2022/2/20時点)、5段階中4.5とかなり高いです。
そのため、私だけでなく、多くのMacユーザーがオススメしているソフトとなります。
操作がかなり簡単・楽ちん
圧縮・変換のどちらも、アプリを開いて画像をドラックするだけで完了します。本当に楽です。
デメリット・悪い点
特にありません。
App Storeに「1」の評価をしている人がいたので、そちらのコメントを見ると、
・「PCを新しくしたらうまく引き継げなかった」
・「アップグレードがうまくできない」
といった意見が数多く見られました。
しかしこれらは「Image Optim」の機能面に関しての意見ではなく、ユーザーのPC環境などにも原因がある場合が多いので、普通に使用される場合は「ほぼ言うことなし」という認識で問題ないと思います。
使い方(圧縮)
- App Storeから「Image Optim」をダウンロード。
- ダウンロードが完了したらアプリを開くために、①[Launchpad]を開き、②[Image Optim]をクリック。
- アプリが開いたら、③圧縮したいファイルを④の枠内にドラッグするだけです。
- ↓こちらが実際に圧縮された結果です。
- 圧縮後のファイルの開き方は、⑤[ファイル]のアイコンをクリックします。
- すると[Optimize]というフォルダに入っています。
使い方(変換)
- Image Optimを開いたら、⑥「Converter」をクリックし、⑦を変換したい形式に変更して、変換したいファイルをドラッグするだけです。
オススメ設定(圧縮)
圧縮前のファイルを圧縮後のファイルに置き換えたい(上書き)
こちらの設定をしておくと、ファイルがどんどん増えていかず、効率的に作業できますが、圧縮前のファイルは消えてしまうのでご注意ください。
設定方法は、⑧→⑨にチェックを入れるだけ、です。
圧縮後のファイルを指定したフォルダに保存したい
初期設定では、圧縮後のファイルは「Optimizer」というアプリのダウンロードと同時に勝手に作成されたフォルダに保存されます。
こちらではなく、「ダウンロード」やどこかに指定したい、分けたい場合は指定することをオススメします。
設定方法は、上画像の⑧→[Output Path]から指定するだけ、です。
最後に
こちらのソフトをよく使用する方は、「Dock(アプリのショートカット一覧)」に追加することをオススメします。
追加方法は、②をドラッグしたまま、Dockにドラッグして離すだけです。位置も指定できるので、ぜひご参考ください。
このほか、このブログではMacを使った効率化術をお届けしてます。
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