みなさんは「ノマド」や「ノマドワーカー」という言葉を、テレビや記事などで見たことはあるでしょうか?
この記事では、こちらの内容について簡単にご説明します。
1. 「ノマド」とは?
2. 「フリーランス」との違い
3. 「ノマド」という言葉が誕生した背景
1. 「ノマド」とは?
「ノマド」とは、遊牧民を意味する「nomad」に由来する言葉で、特定の場所やオフィスを持たずに仕事をする新しい ”働き方(ワークスタイル)” を指します。
このような働き方を「ノマドワーキング」、このように働いている人を「ノマドワーカー」などと呼びます。
ノマドワークが可能な職としてよく挙げられるのは、こちらのようにパソコン1台で仕事が完結する内容がほとんどです。
・ライター |
2. 「フリーランス」との違い
「ノマド」は、よく「フリーランス」とごっちゃになることが多いので、ここで整理しておきましょう。
「フリーランス」とは、特定の企業に属さず、個人のスキルで働く人を指します。個人事業主であることがほとんどですが、そうでない場合や、一人社長がフリーランスと名乗る場合もあります。
ノマドワーカーとの違いをシンプルにすると、こちらになります。
・フリーランス:企業に属さずに働く人(場所:自宅・事務所など拠点を持つ場合もある) |
つまり、フリーランスの中には毎日自宅で作業している人もいればノマドワーカーのように外で作業している人もいますし、ノマドワーカーの中には企業に属している人もいる、といった違いがあります。
3. 「ノマド」という言葉が誕生した背景
ノマド誕生の背景には、近年の情報化社会とそれを支える技術の進歩があります。代表的なものは主にこちらの3つが挙げられます。
◎ネット環境の整備 |
近年、カフェはもちろん、街中やスーパー、電車など至る所にフリーWi-Fiができました。これにより、職場にいなくても遠く離れた人とコミュニケーションを取れたり、情報を得ることが可能になりました。
また、PC・スマホの進歩やクラウドの活用により、ノートパソコン一台で多くの仕事ができるようになりました。『クラウドワークス』や『ランサーズ』、『ココナラ』のようなクラウドソーシングサービスを活用すれば、優秀なクリエイターやビジネスマンと繋がることができたり、業務を受発注することも可能です。
このような時代の変化の中で、IT機器と人的ネットワークを活用して、その時々の仕事に適した場所で、自分の好きな時間に、従来よりもスピード感を持って仕事をしている人が注目され、「ノマド」という言葉が紹介され始めたようです。
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